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カケラを残す

思ったことを気ままにつらつらと。

2017年1月のまとめ

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2229ページ
ナイス数:77ナイス

ねこ先生 (PHP文芸文庫)ねこ先生 (PHP文芸文庫)感想
吾輩は猫である』を読む前に読んでおくと、より楽しめるかなと思い、これを手に取った。漱石の帝大講師時代の家庭・職場の両面が事実をもとに描かれているけれど、ドラマチックというか、あくまでもフィクションを交えながらだからか、とても読みやすかった。この作品の中での漱石が本当の漱石の姿なのかは分からないけれど、もしそうだとしたら、漱石と『こころ』のKがとても似ているように思えた。というよりも、漱石はKに自分を重ねて描いたのかもしれない。だからこそ、この人物に〈金之助〉のKと名付けたのかもしれないと思った。
読了日:1月10日 著者:長尾剛
おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳 (集英社文庫)おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳 (集英社文庫)感想
おいしいコーヒーのいれ方』Second Season Ⅰ。ひさしぶりに勝利たちに会いたくなって。私の中では、彼らは物語の中のキャラクターというよりは、もはや友達の1人のような存在になっている。勝利がアパートで一人暮らしを始め、かれんが転職して鴨川で一人暮らしをするようになってから、2人は少しずつ落ち着いてきたように思える。星野りつ子との衝突は、毎度のことながら胸が痛くなる。それぞれに落ち度はあったけれど、根本的な部分では誰も悪くないと私は思う。最後に、表紙のイラストが本当に素敵で大好きです!
読了日:1月11日 著者:村山由佳
明日の約束 おいしいコーヒーの入れ方 SECOND SEASON 2 (集英社文庫)明日の約束 おいしいコーヒーの入れ方 SECOND SEASON 2 (集英社文庫)感想
おいしいコーヒーのいれ方』Second Season Ⅱ。Ⅰに比べて、ものすごく穏やかな回だったように思う。勝利はシリーズの最初から落ち着いた高校生だったからあまり変わったように感じないけれど、最初に比べるとかれんが大きく変わったなと思う。本当に、ものすごくしっかりしてきたなと。いや、もしかしたら本当はもとからしっかりした考え方の持ち主だったのかもしれないけれど。恋愛面に関しても、ようやく20代らしくなってきたというか、要するに慣れてきたんだろうけど。サイドストーリーもかれんの本音が聞けて良かったです。
読了日:1月11日 著者:村山由佳
Bの戦場 さいたま新都心ブライダル課の攻防 (集英社オレンジ文庫)Bの戦場 さいたま新都心ブライダル課の攻防 (集英社オレンジ文庫)感想
お仕事小説が読みたかったので。ブライダルのB、そして、ブスのB。メイクを施しても誤魔化せないほどのブスって存在するのかな。たいていの人は、自分を可愛いだとか(男性ならイケメンだとか)思っていないようには思うけれど、さすがにここまでコンプレックスを抱いてる人も珍しいような気がした。でもそれ以上に現実にありえるのか疑問なのが、年下の上司・久世課長。こんなにヘンタイじみた考えの持ち主に、少なくとも私は出会ったことがない。そういう意味では新鮮でした。欲を言うなら、もっと仕事内容を含むものが読みたかったかなー。
読了日:1月13日 著者:ゆきた志旗
消せない告白 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 3 (集英社文庫)消せない告白 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 3 (集英社文庫)感想
おいしいコーヒーのいれ方』Second Season Ⅲ。読み終えて最初に思うのは、秀人さん、ほんとは絶対腹黒いでしょ…!ってこと。現実世界でもそうですが、ホワイトそうに見える人ほど腹黒くて、ブラックそうに見える人ほど実はピュアだったりしますよね。でも秀人さんの考え方にはすんなり納得できる。というか、それは秀人さんの、研究者特有の理論的かつ分析的な語りに説得力があったからかもしれないけれど。にしても、勝利、とんだ災難だったなあ…。森下家の件にしても、みんなが幸せになれればこんなに平和なことはないのにな。
読了日:1月14日 著者:村山由佳
凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 4 (集英社文庫)凍える月 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 4 (集英社文庫)感想
おいしいコーヒーのいれ方』Second Season Ⅳ。こんなことは勝利が一番感じていることなんだろうけど、かれんって、あまり自分の気持ちをなんでもかんでも表現するタイプではないから、今回のことであからさまにホッとしたり、勝利を必要としていたりする姿が見られて、こちら側もなんだかほっとしました。そして、原田先輩ではないけれど、星野りつ子のファインプレーにもある種感動。かれんにとっては望ましくないことだから、大喜びって訳にもいかないけれど、せっかくかれんが実家に戻ってきたのに、また雲行きが怪しいなあ…。
読了日:1月14日 著者:村山由佳
雲の果て―おいしいコーヒーのいれ方 Second Season〈5〉 (集英社文庫)雲の果て―おいしいコーヒーのいれ方 Second Season〈5〉 (集英社文庫)感想
おいしいコーヒーのいれ方』Second Season Ⅴ。冒頭は、思わず二度見ならぬ二度読みした。あれ?ヨーコさんって誰だっけ?忘れちゃったわ〜なんて思っていたら、前巻であるⅣから半年後、しかも舞台は赤道を越えたオーストラリアときた。そりゃあ知らなくて当然、混乱しても無理はない。それにしても、勝利はどこまでも責任感が強すぎるなあ。それが美点でもあるんだけど。犯した罪の大きさだとか、取り返しがつかないだとか、そういう気持ちも分からなくもないけれど、手紙は読んで欲しいなあ。アレックスも気になるなあ。
読了日:1月16日 著者:村山由佳
彼方の声―おいしいコーヒーのいれ方 Second Season〈6〉 (集英社文庫)彼方の声―おいしいコーヒーのいれ方 Second Season〈6〉 (集英社文庫)感想
おいしいコーヒーのいれ方』Second Season Ⅵ。前回はアレックスの無神経な問いで終わっていたので、一波乱の予感がしていましたが…!思っていたよりアレックスが良い子だったので、少しだけホッとした。それにしても勝利の自責の念はいつまで経ってもおさまらなくて、見ているこちらがつらくなる。乗り越えてほしいと思う。アレックスがアカペラで口ずさむ場面と、愛しいあの人の――彼方の声をひさしぶりに聞く場面は、こちらまで胸が熱くなりました。勝利は少しずつ壁を乗り越えられる、きっと大丈夫だって思える回でした。
読了日:1月25日 著者:村山由佳
記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 7 (集英社文庫)記憶の海 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 7 (集英社文庫)感想
おいしいコーヒーのいれ方』Second Season Ⅶ。勝利のいるウルルとは地球の反対側、日本での様子が丈目線で語られる、いわゆるスピンオフ。二人にとっての大切な場所で、かれんが泣く場面ではもちろんだけど、彼女が泣き出すまでのほうがもっと泣けた。きちんと笑えているつもりでいるかれんを見ていると、こちらがつらくなってくる。勝利には勝利の考えがあって、彼は彼なりにめちゃくちゃ苦しんでいるのは分かっていても、自己防衛だ!偽善者だ!と思う気持ちもある。1日でも早く、何もかもが元に戻ることを祈るのみです。
読了日:1月26日 著者:村山由佳
地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 8 (集英社文庫)地図のない旅 おいしいコーヒーのいれ方 Second Season 8 (集英社文庫)感想
おいしいコーヒーのいれ方』Second Season Ⅷ。Ⅶに引き続き前半はマスター、由里子さん、原田先輩によって語られる日本サイドのスピンオフ。後半は、再び勝利サイド。マスターや由里子さん、原田先輩やその妹の若菜ちゃん、そして星野りつ子の心情が本人たちによってそのまま語られていて、なるほどな、この人はこの時そんなふうに思っていたんだな、と今まで見えなかった部分に納得する思いでした。若菜ちゃんが引き篭もりがちになった理由も明らかになって、ひとつ胸のつっかえが取れた感じ。あとは、勝利、あなたが立ち直る番。
読了日:1月26日 著者:村山由佳

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