カケラを残す

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2017年3月のまとめ

2017年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2147ページ
ナイス数:112ナイス

ドミノ (角川文庫)ドミノ (角川文庫)感想
恩田陸さん2作目。まだ、たったの2作品しか読んだことないのにこんなこと言うのもおこがましいのですが、さすが…!と思いました。ここまで大げさではないし、ここまで分かりやすくもないけれど、実際の世の中も、本当に狭いですよね。もし自分の周りの人たちの人物相関図なんか描こうもんなら、あの人とその人が繋がっていて、その人はこの人とも繋がっていて…という、糸が絡まるような複雑なものになることでしょう。この『ドミノ』だって、実はまだまだ万事解決というわけではないし、これからまたドミノ倒しのように続いていくんでしょうね。
読了日:3月8日 著者:恩田陸
坊っちゃん (新潮文庫)坊っちゃん (新潮文庫)感想
なぜって聞かれると明確には答えられないけれど、夏目漱石の文章はなぜか好きです。もともとは近代の作品って、使ってある単語が難しいし漢字だって現在は使わないようなものが使われているしで敬遠してきたのだけれど、夏目漱石の書くものはなぜか心にストンと入ってきます。この主人公の坊ちゃんって、なんだかかわいくって好感も持てます。清へのツンデレなところ(?)や馬鹿が付くほど正直な性格も、やっぱり憎めない。個人的に愛媛の田舎言葉(~~ぞなもし)がとても好きだし、それを真似ようとする坊ちゃんもかわいくて好きです。
読了日:3月11日 著者:夏目漱石
12星座の恋物語 (新潮文庫)12星座の恋物語 (新潮文庫)感想
朝、出かける前に「今日の星座占い何位かな♪」なんて可愛いことはしないまでも、たまたまつけていたテレビでのカウントダウンではいつも12位や11位などの下位に位置していることが多いので、なんとなく手に取ってみました。星座ごとで「この星座にはこういう性格の人が多い」というような類の書物はよくあるけれど、そんなもので分類できるほど人間って単純な生き物だろうか、というのが正直なところです。鏡さんもおっしゃっていた通り、自分の星座だけが自分に当てはまるのではなく、複数の星座の性格が自分には少なからずあると思います。
読了日:3月17日 著者:角田光代,鏡リュウジ
Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲 (講談社文庫)Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲 (講談社文庫)感想
就活生だからなのか、本能的に(そしてとてもナチュラルに)こんなものをレジに持っていっていました。(笑) 図らずも就活での自己分析に役立つような「自分」とはなにかという問いについて、Jポップを材料に熟考できました。うちの大学には哲学を専攻する学部・学科がないので哲学を学ぶ人が周りにいないのだけれど、以前、就活中に他大の哲学部(?)の人と話す機会がありました。ちょっとした雑談でも「かつてアリストテレスは…」のように、哲学者の名言を引用するのかと思っていたけれど、全然そんなことなくて安心したのを思い出しました。
読了日:3月22日 著者:戸谷洋志
精神科医が教える「怒り」を消す技術 (集英社文庫)精神科医が教える「怒り」を消す技術 (集英社文庫)感想
就活で訪れた大阪で、説明会の会場近くでの時間つぶしにふらっと立ち寄った本屋さんで購入。勝手知りたる書店ではないだけに、こういう本が目に付いたのかもしれません。あとは、今のアルバイト先の社員さんで全然怒らない方がいらっしゃって、気になったので。怒りを消すことによって人生が豊かになるのなら、やはりその努力をしようと思います。これから社会に出て毎日働くことによって生じるであろう怒りに対して、この技術を使って生きたいと思いました。余談ですが、本書の中にちょこちょこ登場する謎のキャラクターが可愛い。鬼…なのかな?
読了日:3月25日 著者:備瀬哲弘
マドンナ (講談社文庫)マドンナ (講談社文庫)感想
奥田英朗さん2冊目。前回『ガール』を読んだ時にも思ったけれど、この方、ほんとうに男性ですか!?と思ってしまうほどに女性社会に精通しているように感じます…。それはさておき、40代、管理職のおじさんたちの奮闘(?)は、見ていて面白かった。職場の顔と家庭の顔を持つおじさまたちの、しかしながら一貫した「昭和」な性格は、たしかに現在では時代遅れだと言われるかもしれません。休日のゴルフ接待とか社内運動会とか…。新たな時代に対応しつつもこれまでの伝統を尊重するのってやっぱり難しいけれど、だからこそ求められるのかも。
読了日:3月28日 著者:奥田英朗
退職歓奨 (実業之日本社文庫)退職歓奨 (実業之日本社文庫)感想
お仕事小説が読みたかったので。どの短編も40代後半~50代・中間管理職、役員や社長などのポストが控えていつつも定年退職が目前に迫るのを感じているおじさんたちが主人公。成功すれば昇進、失敗すればクビ、のような一か八か的展開が多く、この先どうなるのだろう?とドキドキハラハラしながら読めるのであっという間に読み終わりました。どのお話も最終的オチがありきたりなものではなく、でも丸く(?)収まるもので、面白く且つ、なるほどそうなるのかと納得できるものでした。江上剛さんのほかの作品も読んでみたいと思います!
読了日:3月30日 著者:江上剛

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