カケラを残す

思ったことを気ままにつらつらと。

2017年6月のまとめ

6月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2131
ナイス数:271

ライオンハート (新潮文庫)ライオンハート (新潮文庫)感想
「わたしのライオンハート。」恩田陸さん3冊目? 1番尊敬している女性作家。本当にこの方はいちいち胸にグッと迫ってくるようなものを書いてくれる。あとがきで「英語も歴史も苦手」と語ってあったけれど、それがもし本当なら相当の努力(調べたり勉強したり)があったんだなと思います。私が読んでいるものがたまたまそうなだけかもしれませんが、恩田陸さんってオマージュ多くないですか?それもすごく緻密な。「原色の世界が一瞬にして白黒のデッサンに変わる。」という表現が洋画へのオマージュである今作品にすごくぴったりで、本当に流石。
読了日:06月09日 著者:恩田 陸
ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫)感想
1年以上前、本屋さんに入り浸るようになった頃からタイトルに惹かれてずっと気になっていた作品。実写化(ドラマか映画かは覚えてない)されるということもあってようやく購入まで辿り着きました。正直、純粋なお仕事小説だと思っていたので友情メインの感動ほっこり系の小説だったのには驚きました。社会人になって、人生上手くいかないなと思った時や挫けそうになった時、また読みたいと思います。
読了日:06月11日 著者:北川恵海
虚ろな十字架虚ろな十字架感想
文庫化したので早速。比較的最近執筆された作品の傾向なのか、これも『夢幻花』と似たような構図でたくさんの登場人物に最初は少し混乱もしましたが、途中からはそれも全く気にならなくなりむしろ先が気になってどんどん読み進めてしまいました。小中高大のどの時点なのかは定かではありませんが学校で死刑判決の是非を問うようなディベートをしたこともあったのですごく入りやすかったです。私は中原道正の行動が正しかったと思う反面、それでどれだけの人が幸福を手に出来るのかという観点で見ると…。佐山刑事の最後の台詞通りだと思いました。
読了日:06月12日 著者:東野 圭吾
ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)感想
完全にタイトル買い。本屋さんでは「今1番読んでほしい恋愛小説」のようなことが書いてあったと記憶しているのですが、これ、恋愛小説という括りで正解なんでしょうか。なんだかしっくりこないし、やはり違う気がします。R-18だからと言って官脳小説だとも思えません。強いてジャンル分けするなら何でしょう? それはさておき、初めて読んだ作家さんだったので探りながらでしたが、1日で読み終えるほどのめり込めたしすごく考えさせられました。生きることってどういうことか。命の大切さ。R-18なの勿体ない。若い人にこそ読んでほしい。
読了日:06月14日 著者:窪 美澄
勝手にふるえてろ (文春文庫)勝手にふるえてろ (文春文庫)感想
綿矢りささん初読み。この方の作品は本屋に行く度「表紙が素敵だな」と思って購入寸前まで行くんですけど、結局いつも後回しになっちゃうのでようやくここまで到達したか、というのが率直な気持ちです。表題作、すごく良くわかる。イチ彼・ニ彼なんていう存在はいませんが。「二兎追うものは一兎をも追えず」だなと思いながら再度表紙を見て、なるほどだからウサギなのかなと思ってみたり。「仲良くしようか」のほうは、ゆっくり味わって読まないと取りこぼしそうな難解さだったように思います。私の頭脳が追いついていないだけかもしれませんが。
読了日:06月17日 著者:綿矢 りさ
トリプルエース 君のいない夏に、なくしたものを探して (富士見L文庫)トリプルエース 君のいない夏に、なくしたものを探して (富士見L文庫)感想
去年の夏に、読書メーターで献本プレゼントになっていてその頃から気になっていた作品。まぁ作者にとってデビュー作ですし、そこまで期待して読むべきではないなというのが率直な感想です。青春感はあるけれど、いろんな場面でリアリティに欠けるなあと。「お化け屋敷」の壁に貼られたテープだとか「右がだめなら左から」という夕のメッセージだとか、ちょっと容易すぎるように思います。だからこそ見え見えの展開に少し飽きが来てしまったのかなと。もう少し捻りがあるとより楽しめたんだろうなあ。次回作に期待!
読了日:06月21日 著者:汐見舜一
君の膵臓をたべたい (双葉文庫)君の膵臓をたべたい (双葉文庫)感想
話題になっていたのでずっと気になっていたのですがなかなかタイミングに恵まれず読めていなかった1冊。映画化するということで、ようやく読めました。映画の予告動画なんかもアップされていたので、本書を読み終えた後に興味本位で見ましたが、やはり原作とは若干異なるストーリーになっているように思いました。こんな女の子が存在するか否かはともかく、こんな男の子が存在するとは思えないので、やはりフィクションだなと感じますが。安易に男女の恋愛を描いたわけではないので、主題はとても重たいもののような気がします。読んでよかった。
読了日:06月30日 著者:住野 よる

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