カケラを残す

思ったことを気ままにつらつらと。


自分の母親のことを何と呼びますか。

お母さんですか。
母さんですか。
お母ちゃんですか。
母ちゃんですか。
おっかあですか。
お袋ですか。
それとも名前呼びですか。

自分の呼び方が一般的だという勝手な思い込みがあるため、相手もそのように呼んでいると思いがちですよね。

好きな人の母親の呼び方が自分と同じものでない時、なんだか少しときめいてしまいませんか。そんなのわたしだけか。

魂は全てを凌駕する

「わたしのライオンハート。」


1番尊敬している女性作家。
あさのあつこさんや三浦しをんさん、有川浩さんも読者を引き込むのが上手くて個人的にもとても好きですが、1番訴えかけてくるのはやはり恩田陸さん。


「いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの」
もし「ロマンティックとは何か」と問われたとしても、その答えを言葉で説明なんて出来なくないですか? そんな時はこの小説を読んでほしいものです。そうすればすべて理解できると思います。ロマンティックとはこうあるべきだと。


とにかく恩田さんの紡ぐ文章が美しい。日本語の美しさを味わうという意味でこれを上回る作品に未だかつて出会ったことがありません。ひとつひとつのフレーズが綺麗。「 原色の世界が一瞬にして白黒のデッサンに変わる。 」「 その一瞬の光が、中空にたたずみ、大きな斧を手にした大男を時折デッサンのように白く黒く照らし出す。 」こういった表現は西洋画へのオマージュであることを示唆していて流石だなと思いました。登場人物の外見についての細かい描写や色彩に関する描写が多いという点は、やはり西洋風を意識してのことなんだろうな。


そういった、小説だからこそ味わえる日本語の美しさも捨て難いですが、西洋劇なんかにしても絶対に面白いと思います。確実に大ヒットする。…そもそも大ヒットするなんていう低俗な言葉で表現するのも憚られるほど高尚な物語だけれど。




あとがきで「英語も歴史も苦手」と語ってらっしゃったけれど、それでこれだけの作品が書けるなんて相当調べて相当勉強したんだろうなと思います。というよりも、正直な話、苦手なんて嘘でしょなんて思ってしまいます。


オマージュが1番難しいと私は思っていますが、恩田さん、オマージュ多くないですか?
それもすごく緻密に練られたオマージュ。
そして毎回オマージュだということに気が付かない私に、己の知識の浅薄さを彼女は容赦なく突きつけてきます。彼女の作品を作者ご自身のレベルで完璧に理解しようと思ったら、完全に人生が足りないと思う今日このごろ。これもたった300ページ強だったのに、読むのにおそらく2週間くらいかかったかと。やはり人生が足りない。





備忘録

「覚えていて、エドワード」
「いつもあなたを見つける度に、ああ、あなたに会えて良かったと思うの」
「いつもいつも」
「会った瞬間に、世界が金色に弾けるような喜びを覚えるのよ」

「魂は」
「全てを凌駕する」
「時は内側にある」

2017年5月のまとめ

5月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2517
ナイス数:234

探偵ガリレオ (文春文庫)探偵ガリレオ (文春文庫)感想
再読。よくよく読み直してみると最初の湯川学は福山雅治感あまりない気がします。草薙刑事との再会がかなり久しぶりだった、というのは意外でした。私の中では2人はずっと付き合いを続けているイメージだったので。あと、つい最近読んだばかりの『魔球』にも出てくる「東西電機」がまた出てくるのにも初めて気が付きました。わざと使ってるんですよね…?(笑)これは短編集になっていますが、どの話もドラマ化されていてそれを見ているので自分の頭の中でイメージしやすかったです。ドラマでは草薙よりも内海薫との場面のほうが多いですが。
読了日:05月02日 著者:東野 圭吾
マスカレード・イブ (集英社文庫)マスカレード・イブ (集英社文庫)感想
再読。表題作含む4つの短編(?)集。全体の印象としては『マスカレード・ホテル』に繋がるような、繋がらないような、いや、やっぱり繋がるのか!という感じでした。特に最後の表題作のトリックは『マスカレード・ホテル』を読んだ人には「こっちでもそんな風なトリックなのか」と思わせるようなものだったように思います。関係ないんですけど、最近の東野圭吾さんの傾向として、身代わり(死体も容疑者も)をキーワード(というかほぼトリックのネタバレ。笑)にしているものが多い気がします。と思っているからそういう目で読んでしまいます。笑
読了日:05月11日 著者:東野 圭吾
嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)嘘をもうひとつだけ (講談社文庫)感想
再読。加賀恭一郎シリーズ6作目。再読にしろ何にしろ順番どおりに読まなかったのは、加賀シリーズの長編はなんとなくストーリー展開を覚えていてタイトルを見ただけで思い出してしまえたから。敢えて、全然思い出せなかったコレを先に読みました。加賀恭一郎はいつ読んでも阿部寛ガリレオシリーズに出てくる草薙刑事や内海刑事、『マスカレード・ホテル』の新田刑事や能勢刑事と、東野作品にはたくさんの刑事が登場するけれど、加賀恭一郎ほど外見描写がされている人物はいないような気がします。最初から阿部寛をイメージして書いたのかな。
読了日:05月18日 著者:東野 圭吾
ガリレオの苦悩 (文春文庫)ガリレオの苦悩 (文春文庫)感想
再読。ガリレオシリーズ4作目。直前に読んだ『嘘をもうひとつだけ』に続き短編集。今回も毎度おなじみの草薙刑事・内海刑事が事件の謎を解くべく湯川先生のもとを訪ねることももちろんあるけれど、湯川先生の知人の周りで起こった事件に絡むことも。ガリレオ先生にとっての「苦悩」とは、自分の知り合いから加害者・被害者が出てしまう、もしくは知り合いが事件に巻き込まれてしまうという意味での「苦悩」でもあるように思います。もちろん最後の「攪乱す」はメディアにも取り上げられて文字通り「苦悩」するんでしょうけど。
読了日:05月23日 著者:東野 圭吾
みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2016-2017年みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2016-2017年感想
ほかの教材を使ったことがないので分かりませんが、板書のところなどとても分かりやすいまとめ方がされていたと思います。
読了日:05月23日 著者:滝澤 ななみ
スペードの3 (講談社文庫)スペードの3 (講談社文庫)感想
朝井リョウさん4冊目? 最初の表題作「スペードの3」の冒頭部分から中盤に掛けては、なんとなく小川洋子さんのような印象を受けました。が、終盤はやはり“朝井リョウ!”という感じでした。この方は、なんというか、人間の黒い部分、よく言えば人間らしい部分を切り取って言葉にするのが本当に上手だなと感じます。そしてそれを作中の登場人物によって弾劾されるので、私自身の人間臭さや黒い部分まで責められているような気持ちになります。誰もが目を背けたくなるような人間の汚さや浅ましさからも目を背けない朝井さん、やはりすごいです。
読了日:05月26日 著者:朝井 リョウ
神様の裏の顔 (角川文庫)神様の裏の顔 (角川文庫)感想
初めて読んだ作家さん。作者の思うツボに嵌ってしまいました。書き方(騙し方とも言いますが)が上手い。敢えて悪い言い方をするなら、ズルい。(笑)結局のところ坪井先生は本当に神様のような聖人のような人なのでしょうか。私にはそうは思えません。坪井先生だってやはり私たちと同じただの“人間”なのだと感じました。誰しもに外の顔と内の顔があり、それらは全くの別人であるだろうと思います。親しい間柄でもない人間は、平和のためにもその内の顔を探ろうなんてことはしない方が良いなと思いました。(笑)
読了日:05月29日 著者:藤崎 翔

読書メーター

へたくそ

初対面でも場を盛り上げられるし

ムードメーカーにもなれるのに

すきなひととだけうまく話せなくなる。


なんとも思ってないひとにだったら

すれ違いざまに目を合わせられるのに

すきなひとだと顔すら見られない。


恋愛へたくそ

自分の気持ちを隠すのは無駄に上手

嘘をつくのも無駄に上手

2017年4月のまとめ

2017年4月の読書メーター

読んだ本の数:9冊

読んだページ数:2979ページ

ナイス数:231ナイス



イン・ザ・プール (文春文庫)イン・ザ・プール (文春文庫)感想

奥田英朗さん3冊目。これが有名な彼の代表作『空中ブランコ』のシリーズ1作目とのことなので手に取りました。こういうポップ(?)な作品もあるんですね!奥田さんがますます掴めなくなってきました。が、この伊良部精神科医、なぜか癖になるんですよね〜。本当にこんな精神科医が実在したら「なんだこいつ?」くらいには思うだろうし、不愉快にもなるんだろうけど、なぜか安心感があります。奥田さんと言い伊良部医師と言い、本当に掴みどころのない人物だなあ…。あと、どうでもいいことですが、ドラえもんに指はないと思います(笑)

読了日:4月2日 著者:奥田英朗
死ぬかと思った(1) (アスペクト文庫)死ぬかと思った(1) (アスペクト文庫)感想

先日本棚を増やした際に山積みだった本たちを片付けていたら出てきたので読んでみました。これは高校時代(遡ること6〜7年ほど)に友達からもらった本。でも、くだらなさすぎて読んでいなかったようです。というのも読んだ記憶がないし、開いて5ページほどのところに当時使用していたお気に入り(だったはず)の栞がはさんであったので。あまり悪く書きたくはないのですが、やはり素人の投稿文章なのでおかしな日本語だったり誤字脱字が目立ったりで、私には合いませんでした。最後まで読みましたが。くだらないものが読みたい方にはオススメ。

読了日:4月7日 著者:
空中ブランコ (文春文庫)空中ブランコ (文春文庫)感想

奥田英朗さん4冊目。伊良部精神科医シリーズ2作目。表題作の「空中ブランコ」から最後の「女流作家」まで相も変わらず5歳児のような伊良部節、炸裂でした。つい最近、尖端恐怖症というものの存在を知ったばかりだったので、個人的にはとてもタイムリーな話題だなと感じました。これまでに尖端恐怖症の方に出会ったことがないので本当にそうなのかはわからないけれど、お箸さえも「尖端」であり恐怖の対象になることには驚きました。尖端への恐怖が克服できるのであれば、高所恐怖症や暗所恐怖症や閉所恐怖症なども治るのかなと疑問に思いました。

読了日:4月8日 著者:奥田英朗
オレたちバブル入行組オレたちバブル入行組感想

ずっと気になっていた池井戸潤さん。書店で彼の作品タイトルを眺めていて銀行ものが多いなと思っていたら、やはり元銀行員さんとのことでした。この物語が銀行の実情なのかは定かではありませんが、半沢直樹を囲む上司や問題の取引先の社長たちが揃いも揃って本当に呆れるほど自己中心的で傲慢、汚い人間ばかりで…(笑)それを正論と正義で撥ね付ける半沢直樹、かっこよすぎます…!まぁ支店長からすれば、めちゃくちゃ性格の悪い人間なんですけど。半沢だけは敵に回したくないですね(笑)ドラマも見ていなかったので一度見てみたくなりました!

読了日:4月11日 著者:池井戸潤
放課後 (講談社文庫)放課後 (講談社文庫)感想

再読。就活でアルバイト時間が削られなかなかお金が貯まらないので、新しい本を買うお金を貯金に充てようと思いまして…。この『放課後』を読んだのが1年以上前であることは記憶していても具体的にいつだったか思いませなかったので、とりあえず手始めに読んでみました。3分の2くらいまで読み進めて漸く犯人が誰であったかうっすら思い出せました。が、最後の最後、あの展開までは覚えていなくて。第3の事件はもちろん、第1・2の事件についても、最終的にどう収束したのか気になるところです。それにしてもこれが東野圭吾デビュー作とは…!

読了日:4月13日 著者:東野圭吾
卒業 (講談社文庫)卒業 (講談社文庫)感想

加賀恭一郎シリーズ1作目。犯人は覚えていたけれど、細かいところはうろ覚えだったので先が気になりどんどん読めました。この後のシリーズでも加賀の友人たちは登場しなかったと思うけれど、やはり大学時代の友人とはそういうものなのかなと思いました。でも恭一郎たちは高校時代からの友人だということを踏まえると、こういう結末だったから一切出てこないのかもなとも思ったり。いずれにせよ、親友が自殺したならと考えると、友達のことは(あるいは恋人のことでも)知っているようで実は何も知らないものだということを本当に痛感しました。

読了日:4月17日 著者:東野圭吾
同級生 (講談社文庫)同級生 (講談社文庫)感想

再読。これも内容がうろ覚えだったので。最後まで事件の真相を思い出せないままでした。ついでに野球部の試合結果も。これが東野圭吾さんの2作目とのことですが、やはりこれがデビュー初期の頃のものとは思えないほどのトリックで、ただただすごいの一言に尽きます。そんな中でひとつだけ思ったのは、薫ちゃんは西原くんに対してもっと怒るべきだってこと。川合くんが怒るのは当然だとして、薫ちゃんもにっこり笑っている場合なの?と思いました。ついでに言うなら妹ちゃんも「ガールフレンド?」じゃないよ…もっと引きずってよ…と思いました。笑

読了日:4月20日 著者:東野圭吾
マスカレード・ホテル (集英社文庫)マスカレード・ホテル (集英社文庫)感想

再読。ホテルマンに興味を持つきっかけになった本。何度読んでも4つの事件の真相には驚かされます。そして新田さんの警察としてのプライドと山岸さんのホテルクラークとしてのプロ意識が並大抵じゃない。就活生の身としては、これだけ自分の仕事に誇りを持てるようなまさに自分にピッタリな職に就けたらいいなと羨ましく(?)思います。個人的には能勢さんの本性だったりここには書かれていない活躍だったりが気になるので、続編があればなあと思っています。イブのほうには出てこなかった気がするので。待機してます!

読了日:4月25日 著者:東野圭吾
魔球 (講談社文庫)魔球 (講談社文庫)感想

再読。これはとても衝撃的だったので読んだ時期も覚えています。高校生(おそらく2年生)のころ。試験前なのにも関わらず、あまりにも衝撃的すぎてこの話の概要を友人に熱く語りました(笑)兄を慕う弟の思い、母と弟の未来を守る兄の思い。2人とも本当によく出来た息子さんだこと…。ただ、もう少し思いを言葉に出来たらなあ。兄の武志がもっと人を信じたり頼ったりして上手に生きられたらなあ。あまりにも救いがなさすぎて辛くなります。キャッチャーは女房役だって言いますが、武志はそんな風には思っていなかったんだろうな、、、

読了日:4月29日 著者:東野圭吾


読書メーター

2017年3月のまとめ

2017年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2147ページ
ナイス数:112ナイス

ドミノ (角川文庫)ドミノ (角川文庫)感想
恩田陸さん2作目。まだ、たったの2作品しか読んだことないのにこんなこと言うのもおこがましいのですが、さすが…!と思いました。ここまで大げさではないし、ここまで分かりやすくもないけれど、実際の世の中も、本当に狭いですよね。もし自分の周りの人たちの人物相関図なんか描こうもんなら、あの人とその人が繋がっていて、その人はこの人とも繋がっていて…という、糸が絡まるような複雑なものになることでしょう。この『ドミノ』だって、実はまだまだ万事解決というわけではないし、これからまたドミノ倒しのように続いていくんでしょうね。
読了日:3月8日 著者:恩田陸
坊っちゃん (新潮文庫)坊っちゃん (新潮文庫)感想
なぜって聞かれると明確には答えられないけれど、夏目漱石の文章はなぜか好きです。もともとは近代の作品って、使ってある単語が難しいし漢字だって現在は使わないようなものが使われているしで敬遠してきたのだけれど、夏目漱石の書くものはなぜか心にストンと入ってきます。この主人公の坊ちゃんって、なんだかかわいくって好感も持てます。清へのツンデレなところ(?)や馬鹿が付くほど正直な性格も、やっぱり憎めない。個人的に愛媛の田舎言葉(~~ぞなもし)がとても好きだし、それを真似ようとする坊ちゃんもかわいくて好きです。
読了日:3月11日 著者:夏目漱石
12星座の恋物語 (新潮文庫)12星座の恋物語 (新潮文庫)感想
朝、出かける前に「今日の星座占い何位かな♪」なんて可愛いことはしないまでも、たまたまつけていたテレビでのカウントダウンではいつも12位や11位などの下位に位置していることが多いので、なんとなく手に取ってみました。星座ごとで「この星座にはこういう性格の人が多い」というような類の書物はよくあるけれど、そんなもので分類できるほど人間って単純な生き物だろうか、というのが正直なところです。鏡さんもおっしゃっていた通り、自分の星座だけが自分に当てはまるのではなく、複数の星座の性格が自分には少なからずあると思います。
読了日:3月17日 著者:角田光代,鏡リュウジ
Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲 (講談社文庫)Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲 (講談社文庫)感想
就活生だからなのか、本能的に(そしてとてもナチュラルに)こんなものをレジに持っていっていました。(笑) 図らずも就活での自己分析に役立つような「自分」とはなにかという問いについて、Jポップを材料に熟考できました。うちの大学には哲学を専攻する学部・学科がないので哲学を学ぶ人が周りにいないのだけれど、以前、就活中に他大の哲学部(?)の人と話す機会がありました。ちょっとした雑談でも「かつてアリストテレスは…」のように、哲学者の名言を引用するのかと思っていたけれど、全然そんなことなくて安心したのを思い出しました。
読了日:3月22日 著者:戸谷洋志
精神科医が教える「怒り」を消す技術 (集英社文庫)精神科医が教える「怒り」を消す技術 (集英社文庫)感想
就活で訪れた大阪で、説明会の会場近くでの時間つぶしにふらっと立ち寄った本屋さんで購入。勝手知りたる書店ではないだけに、こういう本が目に付いたのかもしれません。あとは、今のアルバイト先の社員さんで全然怒らない方がいらっしゃって、気になったので。怒りを消すことによって人生が豊かになるのなら、やはりその努力をしようと思います。これから社会に出て毎日働くことによって生じるであろう怒りに対して、この技術を使って生きたいと思いました。余談ですが、本書の中にちょこちょこ登場する謎のキャラクターが可愛い。鬼…なのかな?
読了日:3月25日 著者:備瀬哲弘
マドンナ (講談社文庫)マドンナ (講談社文庫)感想
奥田英朗さん2冊目。前回『ガール』を読んだ時にも思ったけれど、この方、ほんとうに男性ですか!?と思ってしまうほどに女性社会に精通しているように感じます…。それはさておき、40代、管理職のおじさんたちの奮闘(?)は、見ていて面白かった。職場の顔と家庭の顔を持つおじさまたちの、しかしながら一貫した「昭和」な性格は、たしかに現在では時代遅れだと言われるかもしれません。休日のゴルフ接待とか社内運動会とか…。新たな時代に対応しつつもこれまでの伝統を尊重するのってやっぱり難しいけれど、だからこそ求められるのかも。
読了日:3月28日 著者:奥田英朗
退職歓奨 (実業之日本社文庫)退職歓奨 (実業之日本社文庫)感想
お仕事小説が読みたかったので。どの短編も40代後半~50代・中間管理職、役員や社長などのポストが控えていつつも定年退職が目前に迫るのを感じているおじさんたちが主人公。成功すれば昇進、失敗すればクビ、のような一か八か的展開が多く、この先どうなるのだろう?とドキドキハラハラしながら読めるのであっという間に読み終わりました。どのお話も最終的オチがありきたりなものではなく、でも丸く(?)収まるもので、面白く且つ、なるほどそうなるのかと納得できるものでした。江上剛さんのほかの作品も読んでみたいと思います!
読了日:3月30日 著者:江上剛

読書メーター

左利き


レフティってかっこよくないですか。

とは言え、左利きの人を好きになるわけではなく、好きな人がレフティだった時にトキメく、という意味ですが。

なんだろう、あの、右利きにはない、不器用な感じが堪らない。
必要以上に左手を前に突き出す感じ。伝われ。