カケラを残す

思ったことを気ままにつらつらと。

忘れないように

 

なんとなく。

 

 

言葉にできないけれど、なんとなく最近少し変わってきているような気がするから。

 

忘れないように書き留めておこうと思って始めます。

 

付き合い始めて1年と3ヶ月。

いま現在と過去と向き合うためにも書き留めておきたくて。

 

別に誰に聞いて欲しい訳でもないけれど、自分が言い出せずにいることも残しておこうと思う。

考える、思うだけじゃなくて、言語化することで自分の思考を再認識できる部分もあると思うから。

 

そして少しでも過去のような関係に近づけたら良い。

 

 

 

 

 

私たちは元々、同じ高校の同級生だった。

 

私は文系で彼は理系だったから同じクラスになったこともなく、私は文化部で彼は運動部だったから全く関わりもなかった。

 

同級生とは言っても10クラスあるくらいの大人数だから、卒業したあとですら知らない人なんてたくさんいる。

卒業アルバムを見て初めて知る人だっていた。

 

だから、彼は私のことを本当に全く知らなかったと思う。

 

でも、彼は運動部で成績を残して校内で表彰されたり、県や日本代表の選手に選ばれたりしていたから有名だったし、私も顔と名前くらいは知っていた。

 

その程度の同級生だった。

 

そんな私たちが初めて言葉を交わしたのは、大学4年の教育実習だった。

 

私の出身高校は県内でも3番目に入るくらいの進学校で、だからなのか教員を志す人は多かった。

私と同じ年に実習に訪れた教育実習生は、全部で20人以上はいた。

たしか25人くらいだったと思う。

 

教育実習は、教員免許を取るために必須。

だけど、高校だけの免許なのか中高どちらもなのかによって実習期間が異なる。

私は中高どちらの免許も取るつもりでいたので3週間だったが、高校だけなら2週間で良い。

 

25人ほどいた実習生の中で3週間だったのは、私を含めてたったの8人。

その中に、彼も居た。

 

3週間組の実習が先に始まり、1週間後に2週間組が合流する形だった。

 

だから、私が最初に高校を訪れた日、実習生は8人しかいなかった。

 

その中に、彼が居たのである。